引き窓
ひきまど
名詞
標準
skylight
文例 · 用例
短夜の明けやすく、四時半には弁公引き窓をあけて飯をたきはじめた。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
家内はもう薄暗いので、雨戸を明け払って更に引き窓をあけた。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
歩くことが激しいから、下駄は後の方が直ぐ減ってしまうので、師匠は工夫をして下駄の後歯へ引き窓の戸の鉄車を仕掛けて、それを穿いて歩かれたものです。
— 東雲師逝去のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
………三 或雪の晴れ上った午後、二十四五の女が一人、か細い男の子の手を引いたまま、引き窓越しに青空の見える堀越家の台所へ顔を出した。
— 芥川龍之介 『玄鶴山房』 青空文庫
狭い板の間を塞いだ竈、蓋のない水瓶の水光り、荒神の松、引き窓の綱、――そんな物も順々に見えるやうになつた。
— 芥川龍之介 『お富の貞操』 青空文庫
引き窓の綱、流し元の水瓶、――そんな物も一つづつ見えなくなつた。
— 芥川龍之介 『お富の貞操』 青空文庫
中にもとある一村では、羊飼のわらんべが行き方知れずになつた折から、夜さりそのわらんべの親が家の引き窓を推し開くものがあつたれば、驚きまどうて上を見たに、箕ほどな「れぷろぼす」の掌が、よく眠入つたわらんべをかいのせて、星空の下から悠々と下りて来たこともおぢやると申す。
— 芥川龍之介 『きりしとほろ上人伝』 青空文庫
そこにも、引き窓があって、半開きになっている。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
天井の引き窓から、柔らかな自然光が部屋いっぱいに差し込んだ。
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寝室に引き窓を設けたことで、夜空の星を眺められるようになった。
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雨が降ってきた!引き窓を閉めて!
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