幻辞.com

盛り沢山

もりだくさん
名詞
1
標準
文例 · 用例
盛り沢山の刺戟はあるが、あとへ残る纏まった印象はややもすれば甚だ稀薄である。
寺田寅彦 マーカス・ショーとレビュー式教育 青空文庫
日電の個人用マイコンであるパーソナルコンピューター『PC―8001』が一人に一台あてがわれ、マイコンの使い方、BASIC言語によるプロクラム作成やゴルフゲーム、英文ワードプロセッサ実習など盛り沢山な一日入門コースをこなす。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
従って盛り沢山な、奇麗な単に人の目を引くだけのものの様な折詰の料理がだらしなくそこに並べられてあったりするではないか。
田山花袋 日本橋附近 青空文庫
であるから、こんな客の多い家では、蕎麦も汁もまずいが盛り沢山であります。
村井政善 蕎麦の味と食い方問題 青空文庫
家庭料理や小噺やユーモア小説などの盛り沢山な雑誌である。
矢田津世子 茶粥の記 青空文庫
それからとうとう芸術家のバルザックが出て来たかと思うと、それは多血質の、乱暴な、病的な男で、さまざまの観念が、盛り沢山な、凝りすぎた、埒外れな文体に盛られて、やっと外に飛び出すという状態である。
宮本百合子 バルザックに対する評価 青空文庫
之にはどうしても、少なくとも数の上で盛り沢山でなくてはならぬ。
戸坂潤 読書法 青空文庫
こうしてがんりきは、のろまの清次の講談師以上の雄弁を聞かせられながら、くすぐったい思いをしたり、冷汗を流したりなんぞしつつあるうちに、話が盛り沢山なために、けっこう暇つぶしになって、そうして、例の街道を楽々として、美濃の金山へ突破してしまいました。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫