雨露をしのぐ
あめつゆをしのぐ
表現動詞-五段-ガ行
標準
to protect against the elements
文例 · 用例
人間が最初家屋をこしらへた目的は、雨露をしのぐといふことであつたに相違ない。
— 平林初之輔 『文学の本質について(一)』 青空文庫
戦災者や引揚者が住むに家なく警察の講堂に検束される形でやっと雨露をしのぐ有様が一方にあるのに。
— ――文学における昨年と今年―― 『一九四七・八年の文壇』 青空文庫
そこには辛うじて雨露をしのぐ手だてが出来たというばかりである。
— 宮本百合子 『便乗の図絵』 青空文庫
またたとえば学校の講堂にしても、もし教育の効果をあぐるがために真に必要だというならば、ただ雨露をしのぐに足るばかりでなく、相応に広大な建物を造っていっこうさしつかえない事だと思う。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
父と子供たち豊島与志雄 平時にあっては、父親は子供たちにとって、一種の大きな友だちであり、且つ、雨露をしのぐ家屋のようなものである。
— 豊島与志雄 『父と子供たち』 青空文庫
家族をかかえた彼らは、身を避ける場所を見つけるひまもなかった――闖入者たちの情にすがって、わがものであったが、わがものでなくなった馴染みの物置に、一夜の雨露をしのぐ境遇に墜ちた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
殆ど神祕の國の城の中を覗くやうな冒頭の生ひ立ちの記の數頁と、その城の姫の寵愛を一身に集めた身が、父の死の爲に雨露をしのぐ處さへ無くなつて、西の都を去る邊の、豐富なを事とする當時流行の作家などの到底及ばない正當な文章である。
— 「八千代集」を讀む 『貝殼追放』 青空文庫
(敵討ちに出た昔の人が、乞食にまで零落し、蒲鉾小屋に雨露をしのぐ、そういう芝居を見たこともあるが、それが自分の身になろうとは) そう思っては暗然とし、茫然となるようなことさえあった。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日雨露をしのぐについて考えている。
雨露をしのぐという言葉は日本語で重要だ。
彼は雨露をしのぐの意味を理解している。
この文には雨露をしのぐが含まれている。