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爺婆

じじばば
名詞
1
標準
文例 · 用例
) 馬鹿にしている、……此奴は高利貸か、烏金を貸す爺婆だろうと思ったよ。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
」「いや、」 民弥は、思出したように、室の内を※しながら、「烏金……と言えば、その爺婆は、荒縄で引括って、烏の死んだのをぶら下げていたのよ。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
」 と寂しい侘しい唄の聲――雪も、小兒が爺婆に化けました。
泉鏡花 雪靈續記 青空文庫
近頃は爺婆の方が横着で、嫁をいじめる口叱言を、お念仏で句読を切ったり、膚脱で鰻の串を横銜えで題目を唱えたり、……昔からもそういうのもなかったんじゃないが、まだまだ胡散ながら、地獄極楽が、いくらか念頭にあるうちは始末がよかったのです。
泉鏡花 春昼 青空文庫
それも小児や爺婆ならまだしも、取って十九という妙齢の娘の事でございますから。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
厭か、爺婆が居るから。
泉鏡花 縁結び 青空文庫
」 と寂しい侘しい唄の声――雪も、小児が爺婆に化けました。
泉鏡花 雪霊続記 青空文庫
とんでもない奴等、若い者に爺婆交りで、泊の三衛門が百万遍を、どうでござりましょう、この湯治場へ持込みやがって、今に聞いていらっしゃい隣宿で始めますから、けたいが悪いじゃごわせんか、この節あ毎晩だ、五智で海豚が鳴いたって、あんな不景気な声は出しますまい。
泉鏡花 湯女の魂 青空文庫