芭蕉
ばしょう異読 バショウ
名詞頻度ランク #22665 · 青空 2336 例
標準
Japanese fiber banana (Musa basjoo)
文例 · 用例
そこで、俳聖芭蕉は、みだりに作らないといふ覚悟を非常に持つてゐたさうであるが、その事は、私には此の場合特に重要な事と考へられる。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
芭蕉は、一物と他物との合体の瞬間に於ける妙といふことを、非常に大切にしたのであるが、そして恐らく此の事こそ俳句の最高眼目たるものでもあらうが、その眼目が射当てられるためには、蓋し情理的であるよりもおのづと感覚的である方が適切であるに相違ない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
わが漂泊の詩人|芭蕉は『旅に病んで夢は枯野をかけめぐる』といって死んだ。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
したがつて彼等の俳句には、芭蕉や蕪村の専門俳人に見る如き、真の打ち込んだ文学的格闘がなく、作品の根柢に於けるヒユーマニズムの詩精神が殆んどない。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
彼は芭蕉の俳句中でひらひらと上る扇や雲の峯 を第一等の名作として推賞してゐたが、上例の如き自作の句を観照すると、芥川氏の芭蕉観がどのやうなものであつたかが、およそ想像がつくであらう。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
つまり彼は、芭蕉をその末梢的技巧方面に於て、本質のポエヂイ以上に買つてゐたのである。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
彼の句には、芭蕉のやうな幽玄な哲学や寂しをりもなく、蕪村のやうな絵画的印象のリリシズムもなく、勿論また其角、嵐雪のやうな伊達や洒落ツ気もない。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
というのは、従来世に現われている蕪村論や芭蕉論は、すべていわゆる俳人の書いたものであり、修辞や考証の解説上で、専門的に入念を極めた絶好の書であるけれども、俳句そのものの本質しているリリックの真精神を意外に忘却しているものが多いのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
厩舎では、馬手が忙しく馬の世話をしていた。
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