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安逸

あんいつ
名詞形容動詞
1
標準
(idle) ease
文例 · 用例
そしていつかそれに気がついてみると、栄養や安静が彼に浸潤した、美食に対する嗜好や安逸や怯懦は、彼から生きていこうとする意志をだんだんに持ち去っていた。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
そして雲はなにかそうした安逸の非運を悲しんでいるかのように思われるのだった。
梶井基次郎 蒼穹 青空文庫
愚図々々と都会生活の安逸にひたっていたのが失敗の基である、その点やはりあなたがたにも罪はある、それにまた、罹災した人たちはよく、焼け出されの丸はだかだの、着のみ着のままだのと言うけれども、あれはまことに聞きぐるしい。
太宰治 やんぬる哉 青空文庫
如何に大才厚徳の士であつても、矢張り必ず安逸好適の状態のみを以て終始する事は出來ない。
幸田露伴 努力論 青空文庫
境遇變轉して、南船北馬日も足らずといふやうな困難流離の生活をする者が、意氣銷沈するかと思へば、卻つて然も無くて、美妾左右に侍り、膳夫廚に候するといふやうな安逸の生活を續けるものが、勇往の氣永く存するかと思へば卻つて※弱で、やゝもすれば腸胃病乃至神經衰弱やなんぞに罹つてゐるものが多い。
幸田露伴 努力論 青空文庫
如何に婢僕にかしずかれて快い安逸を娯しむか。
幸福 南島譚 青空文庫
国家事多ければ、必らず、能く天下を理する人起るなり、国家徳乏しければ、必らず、聖浄なる君子世に立つなり、国家安逸ならば、必らず、彼の一国の公園とも云はるべき詩文の人起るなり、若し此事なくば国家は半ば死せるなり、人心は半ば眠りたるなり、希望全く無き有様に近きなり。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
之なければ放縦懶惰安逸虚礼等に流れて、覚束なき運命に陥るものなり。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
作例 · 標準
安逸を使って文を作ってみた。
学生たちは安逸について学習した。
安逸の使い方は難しい。
先生は安逸の定義を説明した。