横面
よこつら異読 よこづら・よこめん
名詞
標準
side of the face
文例 · 用例
するとも一人は横面を撲つた。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
而してひしやげるほど横面をなぐり飛ばされた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
と言うてな、角の交番へ引張って行って、吐せと、二ツ三ツ横面をくらわしてから、親どもを呼出して引渡した。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
其處を横面でも張飛して追拂らつてやるのだ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
――工事中土瓦のもり上つた海邊橋を、小山の如く乘り來る電車は、なだれを急に、胴腹を欄干に、殆ど横倒しに傾いて、橋詰の右に立つた私たちの横面をはね飛ばしさうに、ぐわんと行く時、運轉臺上の人の體も傾く澪の如く黒く曲つた。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
」 といふ、案内者の横面へ、出崎の巖をきざんだやうな、徑へ出張つた石段から、馬の顏がヌツと出た、大きな洋犬だ。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
」と、お葉は落葉を掴んで起上ったが、やがて畜生と叫んで、其葉を七兵衛の横面に叩き付けた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
兎にかく手がかり足がかりの岩を辿って、下へ下へと危くも降りてゆくと、暗い中から蝙蝠のようなものがひらりと飛んで来て、市郎の横面を礑と打った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
標準
side