郡市
ぐんし
名詞
標準
文例 · 用例
郡市主催の蓄産共進会見物、馬と牛と人とが、こゝでは、少くとも、同権同勢だ、手並のうつくしさ、動物の若さのほがらかさ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
彌奴國 吉田氏は薩摩國日置郡市來郷の湊かといへり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
巴里や倫敦を経て来た旅客に取つて狭い他の郡市の見物は地図一枚を便りにする丈で案内者を頼む必要も無く宛ら嚢の中を探る様に自在である。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
「ある時|石川郡市川村の青田へ丹頂の鶴|群れ下れるよし、御鳥見役より御鷹部屋へ御注進になり、若年寄より直接|言上に及びければ、上様には御満悦に思召され、翌朝|卯の刻御供揃い相済み、市川村へ御成りあり。
— 芥川龍之介 『三右衛門の罪』 青空文庫
朝食後自動車を傭うて片山君の案内で三原郡市村字三條に向つた。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
三、操座の由來 淡路の人形で最も歴史の古いのは勿論三原郡市村字三條の上村源之丞座である。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
イ、文化委員会は、道府県、郡市、町村等の地域又は職場をそれぞれ単位として設置すること。
— 岸田國士 『地方文化の新建設』 青空文庫
前に氏の市長に就任するや、故星亨の殘黨たる郡市懇話會、之れに反對して起りたる公民會、及び餘の中立派は、悉く相一致して氏を助くるの態度を示したりき。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫