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出戻り

でもどり
名詞
1
標準
woman who has divorced and moved back to her parents
文例 · 用例
不幸な結婚をした出戻りではあるがまだ三十になったばかりの美しい敏子はかなり派手な着物をすらりとした身体に着こなして魅力の溢れた挨拶をした。
九鬼周造 かれいの贈物 青空文庫
以前にも両三度聞いた――渠の帰省談の中の同伴は、その容色よしの従姉なのであるが、従妹はあいにく京の本山へ参詣の留守で、いま一所なのは、お町というその娘……といっても一度縁着いた出戻りの二十七八。
泉鏡花 古狢 青空文庫
しかし、これは、一旦結婚してから、夫と別れてしまったいわゆる出戻り女の、二十七という年齢から来るやるせなさであろうか。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
宮子は二十二の歳に、女専を卒業すると西洞院の骨董商へ嫁いだが、生れつき我儘なのと、新しい教育を受けていたために、古い因習の殻に閉じこもっている余りにも京都風の家風にいたたまれず、一年たたぬうちに、到頭婚家を飛び出して、実兄の小郷虎吉の下鴨の家へ、出戻り娘となって転がり込んだのである。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
「――あの家には出戻り娘がいるからね」 だから、美少年の鶴雄を家庭教師に推薦するのは、躊躇されるね――と山吹教授が言うと、スタンダールの「赤と黒」の訳者の桑山竹夫が、「つまり、ジュリアン・ソレルかね。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
ところが、和製のジュリアン・ソレルもいきなり出戻り娘に浴室へ浸入されるようでは、随分相場も下落したものである。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
娘達の乳呑時代に、半年ほど離れ家へ抱へたお光といふ乳母(今はその乳母の為めに、離れ家を聯想するのさへ嫌であるが)は二十五六で、或商家の出戻り娘であつた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
特に此頃流行の何玉何々玉といふ類、まるで薬玉かなんぞのやうなのは、欧羅巴から出戻りの種で、余り好い感じがしないが、何でも新しいもの好きの人々の中には八九年来此のダリヤ臭い菊がもて囃される。
幸田露伴 菊 食物としての 青空文庫
作例 · 標準
彼女は離婚後、実家に戻り出戻りとなった。
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一度家を出た娘が、再び出戻りとして戻ってくるのはよくあることだ。
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出戻りの身ではあるが、実家で新たな生活を始めている。
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2
標準
leaving and then returning (to a company, etc. one has previously left)
作例 · 標準
彼は一度辞めた会社に、出戻りとして再入社した。
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一度フリーになった後、古巣に出戻りするエンジニアも少なくない。
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あの選手はチームを出たが、数年後に出戻りで復帰した。
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3
標準
leaving from and returning to the same port (of a ship)
作例 · 標準
船は出戻りで、出発した港に再び戻ってきた。
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悪天候のため、フェリーは出戻りとなった。
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航海の途中でエンジントラブルが発生し、やむなく出戻りを選んだ。
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