億劫がる
おっくうがる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to show unwillingness (to do)
文例 · 用例
要心を通越した臆病な処へ、渇くのは空腹にまさる切なさで、一つは其がためにもつい出億劫がるのが癖で。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
勘定のだらしのないのは、大抵のこの稼業の女の金銭問題にふれたり、手紙を書いたりするのを、ひどく億劫がる習性から来ているのであったが、わざと恍けてずるをきめこんでいるのも多かった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
千代子が轉居の問題の起る毎に億劫がるのは、本の爲めに引ツ越し費の過半を取られるからである。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
自分は東京へ行くのさへ億劫がる癖に。
— 牧野信一 『父の百ヶ日前後』 青空文庫
寿女は外へ出ることを億劫がるようになった。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
第一次的には、理論に閉されて、感情の整ひ流れること少い菊五郎君が、益乏しい芸目から出ることを億劫がる訣でもあり、彼の芸に更に広く、豊かに、大きくする道を失ふ理由になつてゐる。
— 折口信夫 『雑感』 青空文庫
ひどく億劫がるのを、私は手を引張らんばかりにして、つれ出したのであつた。
— 葛西善藏 『不良兒』 青空文庫
つまりそういう交渉を極端に億劫がる性質なの。
— 海野十三 『三人の双生児』 青空文庫
作例 · 標準
例句