逞しゅうする
たくましゅうする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
標準
to give rein to (imagination)
文例 · 用例
しかしその岸側でなく、平坦地にあるものは、浸蝕力を逞しゅうすることが出来ないで、雪堤となって、一定の高さに達すると風に吹き落されてしまうのである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
或る人は、不吉な空想を逞しゅうするという不快さえ感じるかもしれません。
— 宮本百合子 『偶感一語』 青空文庫
何も、大人が特別に自分達の生活にないものをもって来て、子供の空想の種としようとする努力をしないで、子供は日常の生活の中の自分達の周りのものでどんどん連想を発達させ、想像を逞しゅうすることが出来る。
— 宮本百合子 『ソヴェト・ロシアの素顔』 青空文庫
畢竟その然る所以はかの気風なるものに制せられて、人々みずから一個の働きを逞しゅうすること能わざるによりて致すところならんか。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
かつ事をなすには時に便不便あり、いやしくも時を得ざれば有力の人物もその力を逞しゅうすること能わず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
いわゆる公利の費をもって私を逞しゅうするものと言うべし」 怨望の人間交際に害あることかくのごとし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
西洋諸国、婦人を重んずるの風は人間世界の一美事なれども、無頼なる細君が跋扈して良人を窘しめ、不順なる娘が父母を軽蔑して醜行を逞しゅうするの俗に心酔すべからず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
いわば動物として最も微妙なる知能を有する者、または才能によりて力の足らぬところを、武器をもって補い、豺狼虎豹も遠く及ばぬ力を逞しゅうするさまをいいあらわしたものであろう。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
作例 · 標準
古代遺跡の断片から、当時の人々の暮らしに想像を逞しゅうする。
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わずかな手がかりをもとに、探偵は事件の背後にある人間模様に想像を逞しゅうした。
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SF作家は科学的知見を土台にしつつ、未来の世界への想像力を逞しゅうする。
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標準
to rage with all one's force
作例 · 標準
暴風雨は夜通し吹き荒れ、自然の猛威を逞しゅうして家々を飲み込んだ。
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独裁者は権力を逞しゅうして、反対派を容赦なく弾圧し始めた。
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敵軍は略奪を逞しゅうし、平和だった村は一夜にして灰燼に帰した。
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