桐葉
とうよう
名詞
標準
文例 · 用例
何かの式や遠足の時と云ふと軍服を着けて來て、日清日露役の從軍記章と、功六級の金鵄勳章と、勳七等の青色桐葉章を得意氣にぶら下げた動物學の先生の稚氣、それ等は寧ろ氣持の好い先生達の愛嬌だつた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
桐葉分封二百余、蒼々陰護九松居、 無端燬倣渾間事、同病応憐道士徐。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
○大きい木の椽に、勲八等の青色桐葉章を与う証が入っている。
— 宮本百合子 『Sketches for details Shima』 青空文庫
芸者をとむる名月の関 桐葉おもしろの遊女の秋の夜すがらや 翁 ともし火風をしのぶ紅粉皿 叩端 是などもまた確かに群れて旅行く女たちの生活であって、静かにその歌の声に聴き入った人々の背後には、秋の夜明けの白々とした東雲が、もううそ寒く近よって来ている感じがする。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
ところで、以上の兵法伝書の類を除いた、彼の墨蹟らしい物をあげてみると、一 直指人心(四字) 大字横幅一 戦気・寒流帯月澄如鏡 一行、竪一 春風桃李花開時 秋露梧桐葉落時 二行、竪 この三点が、伝来も明瞭だし、熊本でも、古くから有名になっている。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫