幻辞.com

当歳

とうさい
名詞副詞
1
標準
year of birth
文例 · 用例
朽葉色に垢附きて、見るも忌わしき白木綿の婦人の布を、篠竹の頭に結べる旗に、(厄病神)と書きたるを、北風に煽らせ、意気揚々として真先に歩むは、三十五六の大年増、当歳の児を斜に負うて、衣紋背の半に抜け、帯は毒々しき乳の上に捩上りて膏切ったる煤色の肩露出せり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
亭主の金作が朝早くから山芋掘りに行った留守に、あんまりお天気がいいので、女房のお米は家を閉め切って、子守女のお千代に当歳の女の児を負わせた三人連れで、村から一里ばかりあるH町の八幡宮に参詣した。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
十五歳八歳当歳の寝息を左右に聞きながら蒲団の中、腹這いのままの無礼を謝しつつ。
太宰治 虚構の春 青空文庫
尼僧は旅すがたで、当歳かと思われる赤児を抱いていた。
岡本綺堂 青空文庫
一、(前略)城より落つるもの三四人御座候処に、命を御助けなされ、其上金銀を下され、剰へその在所の内にて当年は作り取に仕り(後略)一、天下様仰出でられ候は(中略)、切利支丹の儀は、当歳子によらず御果しなされ候に相定め申し候。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
来る来る当歳の牝牛が一頭ねたきり、どうしても起きないから見て下さいというのであった。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
今年二十一歳になる数馬のところへ、去年来たばかりのまだ娘らしい女房は、当歳の女の子を抱いてうろうろしているばかりである。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
即ち、永保元年に謫せられた正氏が、三歳のあんじゆ、当歳のつし王を残して置いたとして、全篇の出来事を、あんじゆが十四、十五になり、つし王が十二、十三になる寛治六七年の間に経過させた。
森鴎外 歴史其儘と歴史離れ 青空文庫
作例 · 標準
当歳馬はまだ小さくてかわいいが、やがて立派な競争馬になるだろう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この子犬は当歳で、まだ親から離れるのが少し寂しいようだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
当歳の子どもには、言葉を教えるのが一番楽しい時期だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash