鶚
みさご異読 しょきゅう・ミサゴ
名詞多音語
標準
osprey (Pandion haliaetus)
文例 · 用例
また他の学者はある種の鶚の前へカンバスで包んだ腐肉を置き、その包みの上に鮮肉の一片をのせた。
— 寺田寅彦 『とんびと油揚』 青空文庫
祝の児の名は鶚、字は離塵というのであったが、その鶚は寇家に請うて、三娘の遺骸をもらい受け、それと祝の遺骸を同時にして埋めたのであった。
— 田中貢太郎 『水莽草』 青空文庫
お口を開いて待っていな、と、上差の流鏑矢引抜いて、二所|籐の弓に取副え、小松の蔭に馬を寄せ、浪の上なる鶚を的に、きりりや、きりりと、引絞ったりー」 益満は、富士春を、振返って「ざんば岬を、弾いてくれ」「ここで?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
熊掌料理は支那の料理書によると豹胎、鯉尾、龍肝、鳳髓鶚炙、酥酪蝉、狸唇の七種を加えて周の八珍と称しているが、その料理法について木下謙次郎は、まず熊掌を温水でよく洗い、次に熱湯で湯がいて表皮を剥ぎ、これを流水にさらすこと三昼夜。
— 佐藤垢石 『香熊』 青空文庫
或日仕入れの爲海邊の市場に行つて、ぼんやり立つてゐると、海の方から一羽の鶚が飛んできた。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
與八はあつけにとられて見てゐると、人々が『あら又鶚にやられた。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
人か猫ならどんなに早く逃げてものがしはせんが、相手が鳥であんなに素早く飛ばれてはどうにもならぬ』と笑ひ乍ら飛びゆく鶚を眺めてゐた。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
與八は此の有樣を見て『人があんな事をしたら番所(警察所)行きぢやが、鳥といふものはいゝもんだな、あんな上等の魚をたゞ取つても皆が笑つてすますとは』 と足らぬ男丈けに一圖に思ひ詰め、はては自分も鶚になり度い/\の念願止み難く、遂に靈驗あらたかな潮江の天神樣に祈願をかけた。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
作例 · 標準
海岸沿いを散歩していると、海の上を飛ぶミサゴを見かけた。
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ミサゴが獲物を狙って急降下する姿は圧巻だ。
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この地域はミサゴの繁殖地として知られている。
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