浮かれ男
うかれお異読 うかれおとこ
名詞
標準
playboy
文例 · 用例
右往左往と右に走り左に逃げて、雨を避けながら走りまどう浮かれ女、浮かれ男の群衆の中から、とつぜん絹を裂くようないくつかの女の悲鳴があがりました。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
なにがしの局、なにがしの姫君と、そこにも此処にも仇し名を流してあるく浮かれ男のお身さまと、末おぼつかない恋をして、わが身の果ては何となろうやら」「なんの、なんの」と、男は小声に力をこめて言った。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
大門をくぐつて取附きの家からすでに厚化粧をした若い女たちが簾をかけた格子の前に腰を卸して浮かれ男を待つてゐるのであつた。
— 吉田絃二郎 『八月の霧島』 青空文庫
さてはやはり世の浮かれ男のようにこの前のことばも嘘であったかもしれぬ、真にうけて痩せ細るほど信じている姫はいよいよご不愍である。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
武蔵はそこを覗き、わらじはないかと訊ねたが、遊廓へ入る浮かれ男が、顔隠しの笠を求める店なので、元よりわらじを鬻いでいるはずはない。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
例句