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玖満

玖満
名詞
1
標準
文例 · 用例
その中に、鎮台司令官の夫人、谷玖満子もいた。
谷干城夫人 日本名婦伝 青空文庫
玖満子は、自分の邸のことといっては、何も顧みている間もなく、毎日、良人の同僚の家庭を見舞っていたが、今日はなおさら、大きな責任を感じているらしく、「おや、与倉様の奥様が、まだこの中に、お見えにならないではありませんか」 と自身で、少し先の門まで、様子を見に行った。
谷干城夫人 日本名婦伝 青空文庫
「田舎へ避難あそばして、お健やかに、お産をお果しになるのも、御主人への貞節ではございませんか」 と、玖満子をはじめ、人々はみな切にすすめたけれど、与倉夫人鶴子は、「だいじょうぶです。
谷干城夫人 日本名婦伝 青空文庫
――玖満子が、門前から声をかけると、「はいただ今、妹に藁沓をはかせてもらっておりますから、すぐに参ります」 と、玄関のあたりで、返辞が聞えた。
谷干城夫人 日本名婦伝 青空文庫
――一方、桐野・篠原・池上隊などは、玖満(球磨)川を下って八代へ向っています。
谷干城夫人 日本名婦伝 青空文庫
将軍の夫人|玖満子がどこを探しても見当らない。
谷干城夫人 日本名婦伝 青空文庫
が、それは、玖満子夫人の捜索にではない。
谷干城夫人 日本名婦伝 青空文庫
七 谷玖満子夫人は、夕方誘い合せた人々が、無事に鎮台へはいったのを見届けると、またわが家の方へ引っ返して、それから約二時間も経ってからただ一人で再び熊本城の丘を登って行った。
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