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没我的

ぼつがてき
形容動詞
1
標準
self-effacing
文例 · 用例
それは、輝く太陽よりも、咲誇る向日葵よりも、鳴盛る蝉よりも、もっと打込んだ・裸身の・壮んな・没我的な・灼熱した美しさだ。
―沙門悟浄の手記― 悟浄歎異 青空文庫
俺の生活のどこに、ああした本能的な没我的な瞬間があるか。
中島敦 悟浄出世 青空文庫
若し愛が片務的に動いた場合に、愛するということを恩恵を施すという如く考えている人には、愛するという行為に一種の自己満足を感ずるが故に、愛する人の受ける心の豊かさは二倍になると主張するなら、それは愛の作用を没我的でなければならぬと強言する愛他主義者としてはあるまじきことだといわねばならぬ。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
× 試みに没我的愛他主義者に問いたい。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
没我的――東洋的――素直な生き方。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
過酷な自己犠牲や、没我的美的陶酔や、世相的卑近感や、又倫常の線を逸する心中もののようなものがあっても、全体としては人間の、人間らしき感情の操練として、いささかも頽廃、麻痺、歪曲したところがなく、まっすぐな、健やかな、浪曼的精神の基調に立っているものだ。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
箇人主義――利己主義、それは名の如く、何事に於ても、自己を根本に置て考え、没我的生活に対する主我的の甚だしいものである。
宮本百合子 大いなるもの 青空文庫
――そんなことを、全く没我的に考えながら彼自身は、踵と足先とに体重の五十パーセントずつを托して、のっそりと、漫歩するのだった。
豊島与志雄 傷痕の背景 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に没我的な態度で、自分の手柄をひけらかすことはなかった。
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彼女の没我的な奉仕活動は、多くの人々に感動を与えた。
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リーダーシップを発揮する場面でも、彼は没我的にチームを支えた。
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