膏沃
こうよく
名詞形容詞-語幹
標準
fertile soil
文例 · 用例
ぼくは、かっこうよくのびた、ウサギくんの美しい耳を見た。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『かけっこ』 青空文庫
くつ屋は、だれだって、ぬいあわせたとは思えないほど、かっこうよくつぎあわせました。
— 三、アリ・ババと四十人のどろぼう 『アラビヤンナイト』 青空文庫
」 友人の機嫌は勝手知ったるベイカー街の環境から離れて向こうよくなることはなく、切抜帳も実験器具もいつもの散らかり具合もないとあっては、とっつきにくい相手とならざるをえない。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
すなわち、腰はまがり、顔はさらにやせ、真白の頭髪はぼうぼうとのび、あのかっこうよくかりこんであったあごひげも、のびほうだいにのびて、すり切れた竹箒のようになっていた。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
地図や写真は相当に長期にわたって眺めた覚えの土地であるが、山水風物が四方八方こうよく似ていては、どうにもならん。
— 飛鳥の幻――吉野・大和の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
弟は、ほとんど自分でも、どうしてこうよく走れるかわからないほど走りました。
— 小川未明 『白すみれとしいの木』 青空文庫
光治も打ち解けて少年のそばに寄って絵を見ますと、青々とした水の色や、その水の上に映っている木立の影などが、どうしてこうよく色が出ているかと驚かれるほど美しく写されていたのであります。
— 小川未明 『どこで笛吹く』 青空文庫
「出してくれ着物」 すぐ高座着をださせ、合羽をださせ、かっこうよくひとつひとつそれを身に着けて、「じゃ、おい」 いってくるよといっしょに階下へ下りようとしたのと、バタバタ真っ青な顔して女中の駈け上がってきたのとがいっしょだった。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
この地域は昔から膏沃な土地として知られ、毎年豊かな収穫をもたらしている。
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川の氾濫が運んできた土砂のおかげで、下流域には膏沃な平野が形成された。
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農夫は膏沃な土を愛おしそうに手にとり、今年の作付け計画を練った。
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