気脈を通ずる
きみゃくをつうずる
表現動詞-ずる変
標準
to have secret communication with
文例 · 用例
この時余の同級生は皆片隅の机に並んで坐つて居たが(これは始より互に気脈を通ずる約束があつたためだ)余の隣の方から問題中のむつかしい字の訳を伝へて来てくれるので、それで少しは目鼻が明いたやうな心持がして善い加減に答へて置いた。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
従つてサンヂカリズムの共鳴者であるのみならず、モスコオの国際労働組合と気脈を通ずる連中である。
— 岸田國士 『劇場と作者』 青空文庫
過ぐる年の八月十七日の政変に、王室回復の志を抱く公卿たち、および尊攘派の志士たちと気脈を通ずる長州藩が京都より退却を余儀なくされたことを思えば、今日この事のあるのは不思議もないとして、七月十九日前後の消息を伝えてある。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫