気もない
けもない
表現
標準
showing no signs of
文例 · 用例
彼の句には、芭蕉のやうな幽玄な哲学や寂しをりもなく、蕪村のやうな絵画的印象のリリシズムもなく、勿論また其角、嵐雪のやうな伊達や洒落ツ気もない。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
かくのごとく我儘であるくせにまた甚だしく臆病な彼は、自分で断然年賀端書を廃して悠然|炬燵にあたりながら彼の好む愚書濫読に耽るだけの勇気もないので、表面だけは大人しく人並に毎年この年中行事を遂行して来た。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
それかと云ってマスクをやめろと人に強いる勇気もない。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
近寄って見る勇気もない。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
そこでは「昼夜」はあるが季節も天気もない。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
こういう連中は全く盲人というでもなく、さればといって高慢税を進んで沢山納め奉るほどの金も意気もないので、得て中有に迷った亡者のようになる。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
しかも非人同様の姿ながら恐れ気もないその態度と、プンプンする熟柿臭い異臭が、いかにも不快な感じを与えたらしい。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
」「ははは、」と廉平は笑い消したが、自分にも疑いの未だ解けぬ、蘆の中なる幻影を、この際なれば気もない風で、「夢の中を怪しいものに誘い出されて、苫船の中で、お身体を……なんという、そんな、そんな事がありますものかな。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
事故の現場に駆けつけた彼は、妻の安否について気もない様子だった。
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突然の解雇宣告に、彼はただ呆然として、表情に気もない状態だった。
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「そんなことが本当に起こるなんて、信じられないよ。まさか、ね!」と友人は、まるで気もないように笑った。
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標準
unthinkable
作例 · 標準
昨日の出来事はあまりに衝撃的で、今でも現実のこととは思えない、まさに気もない話だ。
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宝くじで一億円当たるとか、そんな気もないような幸運が私に訪れるはずがない。
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「え、僕がですか?そんな気もない話!一体どういう風の吹き回しかと。」と、彼は驚きを隠せなかった。
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