押し屋
おしや
名詞
標準
commuter train packer
文例 · 用例
こよや、お孃樣にお禮申し上げよ、とて輕く頭をおしやりたるもをかし。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
まあ、どうでせう、私にものを言ふ時には、いつも口ごもつて聞きとれないやうな大儀さうな言ひ方ばかりする癖に、あの娘さんには、まるで人が變つたみたいにあんな若やいだ聲を出して、たいへんごきげんさうに、おしやべりしていらしたぢやないの。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
平安朝このかた一千年の伝統をだらりの帯に染め出しているような京の舞妓に「オープンでドライヴおしやしたらどうどす」などといわれると腹の底までくすぐったい感じがする。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
まだ聞かざりし音をさやかに知るは怪しけれど、疑ひなきそれと枕おしやりて、居直れば又|一こゑさやかにぞなく。
— 樋口一葉 『すゞろごと』 青空文庫
おしやれで嘘のうまい好色な、そして殘忍でさへあつた葉藏を、小菅は少年のころから好きだつたのである。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
さて、よしきりだが、あのおしやべりの中に、得もいはれない、さびしい情の籠つたのがうれしい。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
何という不作法な仲居さんだろうか、と私はぷいと横をむいたままでいたが、あ、お勘定が足りないのだとすぐ気がつきハンドバックから財布を出して、黙ってあの人の前へおしやり、ああ恥かしい、恥かしいと半分心のなかで泣きだしていた。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
「まずさし当って、誰とおしやすか。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
作例 · 標準
例句