和臭
わしゅう
名詞
標準
touch of Japanese
文例 · 用例
けだし茂吉は国産品のキュービストで、一種の和臭ニヒリストである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
蕪村とは天王寺|蕪の村ということならん、和臭を帯びたる号なれども、字面はさすがに雅致ありて漢語として見られぬにはあらず。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
支那ノ古物ヲ愛スル人ニテ、本邦ノ古器ヲバ和臭有リトシ、又本邦ノ物ノミヲ玩ンデ、外国製ノ物ハ観ルヲモ厭フ輩モ無キニ非ズ。
— ※上漁史 『好古小言』 青空文庫
蕪村とは天王寺|蕪の村といふ事ならん、和臭を帯びたる号なれども、字面はさすがに雅致ありて漢語として見られぬにはあらず。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
飛鳥朝の末などの盂蘭盆の記録などの、異国臭いのと比べると、後代のは、よつぽど和臭を露骨にしてゐる。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
正宗白鳥氏であつたか、日本人が和臭を嫌ふのは不当であると言はれてゐたやうだが、和臭といつても、古人の文章に匂つてゐる斯ういふ「意気な心掛け」を嫌ふのであつてみれば、尤千万なことだと思はずにゐられない。
— 坂口安吾 『枯淡の風格を排す』 青空文庫
出来るだけ後の万葉仮名式のもので書いてゐるか、でなければ和臭の豊かな漢文で書いてゐる。
— 折口信夫 『古代中世言語論』 青空文庫
いはゆる日本人向きの筆匠で、いくらか和臭を帯びたものだつたやうである。
— 齋藤茂吉 『筆』 青空文庫
作例 · 標準
この香りは、どこか懐かしい、ほのかな和臭がする。
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淹れたての緑茶からは、清々しい和臭が漂ってきた。
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「このお香は、日本の伝統的な和臭を感じさせますね」と、外国人の友人が言った。
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