木目込み
きめこみ
名詞
標準
wooden dolls
文例 · 用例
金看板のむっつり屋をきめこみながら、じろりと伝六に流し目をくれただけで、依然あごひげを抜いては探り、探ってはまた抜いていましたので、伝六はますますじれ上がって、いっそうつんけんといいました。
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
コックスのほうは深尾がおぼえているものときめこみ、長い脛を倒すようにして椅子に掛けると、まだ少年の悌のある優しい口元に微笑をうかべながら、勢いこんでしゃべりだした。
— 久生十蘭 『三界万霊塔』 青空文庫
いいか、現におめえは、おいらの預けたその箱をさらって、ドロンをきめこみ、いいか、一目山随徳寺と――」「うめえうそをつくなあ!
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
市ノ瀬牧人は、もう、夫人とその息子とを案内してワラビ狩りに行くものとひとりぎめにきめこみ、あの山この山の春めいたすがた、若草の緑によみがえる小みちのかず/\を、たのしく頭のなかに想いえがいていた。
— 岸田國士 『火の扉』 青空文庫
先月下旬のこととか、この猫、同家の芋畑に遊びいたるを長右衛門ふと見ると、不思議なる腰つきして立ち上がり、芋の葉を取り、しばらくなめつつありしが、間もなくこれを頭にかぶりてチンチンをきめこみ、おどり戯れおり。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
そんなら、いッそ気楽でいいが」と、ここに花和尚魯智深は、ここの大地主にでもなったような気で持ち前の“野性の自適”をきめこみだした。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
その行家は、墨股敗戦の尻ぬぐいを、こんどは、義仲の陣へもちこんで“木曾殿の居候”をきめこみます。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は趣味で木目込みを習っている。
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この木目込みの技術は、江戸時代から伝わる伝統工芸です。
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彼は木目込みの職人を目指して修行中だ。
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標準
type of theatrical makeup
作例 · 標準
歌舞伎役者が木目込みを施した顔で舞台に現れた。
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その役の木目込みは、複雑で時間がかかる作業だ。
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昔の文献には、木目込みの技法について詳しく記されている。
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標準
type of artwork using paper, cloth and paste
作例 · 標準
美術館で木目込みの美しい屏風が展示されていた。
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彼女は木目込みで四季の花を表現するのが得意だ。
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この額装された木目込みは、リビングに飾るのにぴったりだ。
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