膝乗り
ひざのり
名詞
標準
文例 · 用例
」 それは又本当か、と膝乗り出す。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
「えゝ、ほんとうをいいましょう」 そう決心するもののように古藤はいってからひと膝乗り出した。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
剣を取っては江戸御免の退屈男も、馬術はまた畠違いでしたから、ひと膝乗り出して京弥に囁きました。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
どこかで見たような顔だが、どうも思い出せねえ」「いや、それですよ」と、松吉もひと膝乗り出した。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
」と、梶沢君は肩をゆすりながらひと膝乗り出した。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
」と、侍従はひと膝乗り出して、いよいよ声を低めた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
われわれがとこう申すは恐れあれど、殿下この頃の御行状は……」「それ、そのことじゃよ」と、頼長は待ちかねたようにひと膝乗り出した。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
「お店の人間ですよ」「店の者……」と、十右衛門は一と膝乗り出して来た。
— 勘平の死 『半七捕物帳』 青空文庫