毒液
どくえき
名詞
標準
venom
文例 · 用例
幾ミリグラムかの毒液を飲み終ると、もう石のように動かなくなってしまった。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
朝八時にいったん商会へ顔を出して、その日の訪問表と消毒液をうけとる。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
それから電話機の掃除に廻るのだが、集金のほかに、電話のありそうな家をにらんではいって、月一円五十銭で三回の掃除と消毒液の補充をすることになっている。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
「ほな、お邪魔します」 ちいさなモスの風呂敷包みをひらいて、消毒器のなかにはいった脱脂綿をとって、器用な手つきで電話機を消毒し、消毒液入れに消毒液を入れていると、いくつかの眼がじろじろと背中に、顔に、動作に来たようだった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
後に考えて見ても、それは明らかに、幼い心に恐怖を与えようとする嗜虐症的な目的で、その毒液を、その後に何らの抵抗素も緩和剤をも補給することなしに、注射したものであった。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
朝八時にいったん事務所へ顔を出して、その日の訪問表と消毒液をうけとる。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
それから電話機の掃除に廻るのだが、集金のほかに、電話のありそうな家をにらんではいって、月一円五十銭で、三回の掃除と消毒液の補充をすることになっている、なんでもないもののようだが、電話機ほど不潔になりやすいものはないと呑み込ませて、契約もとらねばならず、気苦労が大変だった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
」 という誘いには、さすがに君枝は乗る気はせず、やはり消毒液の勧誘の成績をあげて特別手当をいくらかでも余計貰うよりほかはないと、白粉つけぬ顔に汗を流して、あと一里の道に日が暮れても、歩くのだった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
蛇は獲物を捕らえるために、強力な毒液を注入する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
特定のクモの毒液は、人間に致命的な影響を与えることがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この蜂の毒液は強い痛みをもたらすが、通常は命に関わるほどではない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
毒液 は、毒の一種。動物によって生産され、咬傷、刺傷などを介して注入される。毒素は毒牙や毒針などといった特有の進化をたどった器官によって伝達され、そのプロセスは毒物注入と呼ばれる。毒液は、直接の摂取や吸入、経皮吸収により伝達される毒 や物理的に伝達される毒素を指す en:toxungenとは区別される。
出典: 毒液 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0