雅
みやび
名詞形容動詞頻度ランク #11809 · 青空 450 例
標準
refinement
文例 · 用例
象徴派詩人達は殆んど女のやうな優雅さを持つてゐた。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
しかし琴、生花、茶道によって教育され、和歌や昔物語によって、物のあわれの風雅を知ってた彼の妻は、良人と共に、その楽しみを別ち味わうことができた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
ただ彼の好んで使ふ「鬼」といふ言葉が、その雅號の上でも文學上でも、また人物の風采上でもふさはしいことを強く感じた。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
植木が好きで、學校のぐるりに樣々の植木を、優雅に配置し、ときどき、ひとり、兩手をうしろに組んで、その植木の間を、ゆつくり縫つて歩いてゐた。
— 太宰治 『校長三代』 青空文庫
しかし彼が自ら言ふ通り、今の彼が詩を書く気持は、昔のやうに張り切つたものではなくつて、飽食の後に一杯の紅茶をすすり、労作の後に机を浄めて、心の余裕を楽しむ閑文学の風雅にすぎない。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
前出した多くの句を見ても解る通り、蕪村の句には「さび」や「渋味」の雅趣がすくなく、かえって青春的の浪漫感に富んでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
生垣で囲われた藁屋根の家が、閑雅に散在している郊外村落の昼景である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
夏の部うは風に音なき麦を枕もと 嵯峨の田舎に、雅因を訪ねた時の句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
扇を広げて舞うその姿には、言葉では言い表せないほどの雅が漂っていた。
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都会の喧騒を離れ、静かな山寺で雅なひとときを過ごすのが私の贅沢だ。
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伝統工芸品に施された繊細な文様は、日本古来の雅の心を今に伝えている。
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ウィキペディア
雅(みやび)は平安時代の貴族文化に由来する日本の伝統的な美的理念のひとつである。ただし、その観念はいきやわび・さびほど普及していない。この言葉は「鄙(ひなび)」の対義語で、現代日本語では通常「上品さ」、「たおやかさ」、「洗練された」または「礼儀正しさ」として、時には「甘く愛する人」と解釈される。
出典: 雅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0