半幅帯
はんはばおび
名詞
標準
half-width obi (kimono sash)
文例 · 用例
その晩は、仕事のために半徹夜をして、あくる朝目がさめると、私は後手で半幅帯をしめながら二階を下り、「――どうした?
— 宮本百合子 『電車の見えない電車通り』 青空文庫
久留米絣の元禄袖の着物に赤いモスリンの半幅帯を貝の口に結んだ跣足の娘の姿は、それなり上野から八時間ほど汽車にのせて北へ行った福島の田舎の祖母の黒光りのする台所へも現われた。
— 宮本百合子 『青春』 青空文庫
白い縞の博多の半幅帯をちょっとしめて、襟のかかったふだん着に素足で、髪もくるくるとまいたままで、うちへ来てくれた。
— 宮本百合子 『なつかしい仲間』 青空文庫
」「ふむ――でもこの部屋、ひどいのね昼間見ると――そこの硝子どうやったらあくの」 志野は、半幅帯をちょっきり結びにしながら、上眼で部屋を見廻した。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
そこで大急ぎで腰巻だけを取り替えて、部屋の隅の箱から、袂のついた単衣とモスリンの半幅帯とを引き出して、それを小さく折って風呂敷に包んだ。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
私は、紺絣の着物をきてその座敷にいるのです、半幅帯をチョコナンとしめて。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
島田のお母さんには、前の手紙で云っていたの、どうも子供っぽくてきっとよく意味がわからないようにお思いでしょうと思って、いろいろ思案の末、半幅帯を見つけてお送りしました。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
――古切を継ぎ合わせて作った袷に、やはり継ぎはぎだらけの半幅帯をしめているが、それはどんな乞食よりもあさましくみじめにみえた。
— 駈込み訴え 『赤ひげ診療譚』 青空文庫
作例 · 標準
浴衣には、締めやすい半幅帯がよく似合う。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は自分で結べるように、半幅帯の結び方を練習した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
カジュアルな着物には、デザイン豊富な半幅帯が人気だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash