神行
しんこう
名詞
標準
文例 · 用例
何しろ皆顏色が眞つ蒼です」――此時、選手第一の賞を得たのは、池をめぐること三十幾囘、翌日發表されて、年は六十に餘る、此の老神行太保戴宗は、加州小松の住人、もとの加賀藩の飛脚であつた。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
「なに、おとのさま」「二十人も三十人も馬に乗って、氏神様のお神行のようじゃ」「藩公が来られたか」「はんこうか、鮟鱇か知らんが、高知の城下から来たそうじゃ」「真箇か。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
今から四年前のこと、日本アルプスで、私の友人である古神行基という子爵が雪崩のために谿谷深くさらわれて行方不明になりました。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
高等学校でも……その前の中学校でも彼は古神行基でしたからね。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
しかしピストルとは無風流な……」「おお、古神行基か」「そう……今気がついたのか。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
」 生きていた古神行基が、ばったり前へのめるのに打重って田鶴子は激しく嗚咽する。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
こうして七人の青年の血を啜った吸血鬼古神行基は、本当にこの世から姿を消した。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
ロシアの正直な文学者はその精神行動においてロシアの革命史からまずはなされない関係をもっている。
— 宮本百合子 『プロレタリア婦人作家と文化活動の問題』 青空文庫