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賜田

しでん
名詞
1
標準
文例 · 用例
私有民の禁ぜられたこの時代に、数十町の田を耕す多数の奴隷がなお官位あるものによって私有せられていたことを証明した後でなければ、またこの種の奴隷が賜田に付随して給与されたのであることを証明した後でなければ、氏の解は成り立たない。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
氏は賜田と封戸との間に密接の関係を認め「田と戸とは土地と人民との別なるを以て大相違なれども、戸口の副はぬ田と田地のつかぬ戸口とは利益甚だ乏しきものなり。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
すなわち氏はこの点においては奴隷を認めず、賜田が封戸と同性質のものと見るのである。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
しかしこの食封は厳密に賜田と対応させられているとは言えない。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
これらの事情によって察すれば、貴族は賜田よりも食封を好み、従って食封の増額という形勢を引き起こしたのであろう。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
賜田が百分の二十の小作料を意味するとすれば、それは田租の七倍弱であり、従ってその半額を収入とする封戸の田地に対して約十四倍の効力を有する。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
一戸平均二町を耕作するとすれば、十四町すなわち七戸が賜田一町に匹敵するのである。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫