泣き縋る
なきすがる
動詞
標準
文例 · 用例
友人と一緒に捏ねかえす人込みの銀座へ出て、風月で飯を食ったことや、元日に歌舞伎で「関の扉」を見て、二日の朝|夙くにけたたましいベルに起こされ、妻がにわかに仆れたことを知り、急いで帰ってみると、その午後はすでに泣き縋る子供の声を後にして、死んで行く彼女であったことも、憶い出したくはなかった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
」と泣き縋る清吉を突き放して、自分は今夜当直なもんで、お構いなく教員室へ行ってしまう。
— 小川未明 『蝋人形』 青空文庫