毬
いが
名詞頻度ランク #19521 · 青空 565 例
標準
burr (e.g. chestnut)
文例 · 用例
螺の腹にえび蔓の背の形をした老翁と、筒形の瓜わらべとは、猫が毬を弄ぶように、また、老牛が狼に食まれるように、転びつ、倒れつ千態万状を尽して、戯れ狂った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そこでたちまち箱を割って拵えた小さな白い杭もでき ほうたいをとった残りの晒しの縁のまっ白な毬も出て来た。
— 宮沢賢治 『花壇工作』 青空文庫
日本の昔でも手鞠や打毬や蹴鞠はかなり古いものらしい。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
学資に不自由なく身体の健全な学生程、世の中に羨しいものはなかった、本郷の第一高等学校の脇を通ると多くの生徒が盛に打毬をやって居る、其の愉快げな風がつくづく羨しくて暫く立って眺めた時の心持、何とも形容の詞がない。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
巣はおれの大きな掌の上で、やさしくも毬のやうにふくらんだ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
宿世のくるみはんの毬、 干割れて青き泥岩に、はかなきかなやわが影の、 卑しき鬼をうつすなり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
「かのパスを見よ葉桜の、 列は氷雲に浮きいでて、なが師も説かん順列を、 緑の毬に示したり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
あの娘等の樣に」 他郷の町の娘等は歌を歌つたり、毬をついたり、幸福そうに學校へ通つてゐた。
— 梶井基次郎 『川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン』 青空文庫
作例 · 標準
子供の頃、秋の山で栗のいがを拾って遊んだ思い出がある。
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いが付きの栗をうまく剥くには、手袋が必要になる。
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栗のいがは、鋭い針のようなトゲが密集しており、素手で触れると怪我をする恐れがある。
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今年の秋は豊作で、山道に栗のいがが例年よりも多く落ちている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
毬 遊具のまり - 手まり・蹴鞠・打毬を参照。 植物のいが - 毬 (植物学)・棘・棘 (植物)を参照。 植物のかさ - 松やトチなどの実の殻。松のものは松かさを参照。
出典: 毬 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0