負い目
おいめ
名詞頻度ランク #35259 · 青空 23 例
標準
(feeling of) indebtedness
文例 · 用例
姉から、あんな非常識な無心が来なかったら、あんな事件も起らなかったかもしれず、また起ったにしたところで、金銭上の負い目さえなければ、もっと朗かで居られたのにと思うと、この惨めな暗い気持の原因のいくらかは、姉にもあるような気がして、急に語気も荒々しくなって、「前川さんのことなんか聞かないでよ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
それは父の弱い性格からの寵愛であって却って、一生を通じて私の負い目となってしまったのであった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
「私も、Mサンも、一〇年二〇年と日本帝国主義のアジア侵略、アジア植民地支配という負い目を背負おうとしてきて、その罪悪感は左翼イデオロギーで倍化されて、おもりの反対側に、それだけ大きなユートピアを、中華人民共和国なり、朝鮮民主主義人民共和国なりにもっていたのですね。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
ねじり鉢巻に襷がけしたって間に合いあしないわ」 女にだけ通じあう負い目の辛さがきて、聞いている娘たちはちょっと笑い出せない。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
純粋哲学、純粋科学、純粋文学、純粋絵画等々の今意味するものはすべての神への反逆の負い目をになっている。
— 中井正一 『近代美の研究』 青空文庫
ところがよく考えると自然はこのディレンマには全く負い目をもってはいないので、むしろこのディレンマは私達がその考察のなかに、従ってまた私の今述べたもののなかにも、黙って勝手に仮定をつくっていたことから起るのです。
— アルベルト・アインスタイン 『相対性理論』 青空文庫
従ってこのことについての大衆のワクリー氏への負い目は大きいものであった。
— FOOD AND ITS ADULTERATIONS; ANALYTICAL SANITARY COMMISSION OF "THE LANCET" 『食品とその混ぜ物処理』 青空文庫
あれやこれやの恩情を受けたことは、苦しい負い目だ。
— 藤野古白 『人柱築島由来』 青空文庫
作例 · 標準
例句