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砂を噛むよう

すなをかむよう
表現形容動詞
1
標準
tasteless
文例 · 用例
「歯に喰ひあてし」という言葉の響に、如何にも砂を噛むような味気なさと、忌々しさの口惜しい情感が現われている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
寝がけに読み初めた探偵小説に昂奮しちゃって翌る朝まで睡むらず、翌る日は終日胃が悪くなって砂を噛むような飯を喰う事が時々あるのだから、嬶が呆れるのも無理はない。
夢野久作 私の好きな読みもの 青空文庫
飯が砂を噛むようで、頭がフラフラして死にそうな気がするので、千代町役場からその月の俸給を一円借りて近所の医者の処へ行った。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
彼女が、砂を噛むような現と、胸ぐるしい悪夢との間に、さまよっていたときだった。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
こうした意識が嵩ずるにつれ、彼の奥殿における生活は、砂を噛むように落莫たるものになって来た。
菊池寛 忠直卿行状記 青空文庫
物質本位の利害得失論を組み合わせた、砂を噛むような処世法である。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
飯の時、お作はお国の次に坐って、わが家の飯を砂を噛むような思いで食った。
徳田秋声 新世帯 青空文庫
理想郷とは云え、こんな無人島から拾い上げられる文芸なんてどう考えても砂を噛むように味気のないものとしか思えない。
海野十三 火葬国風景 青空文庫
作例 · 標準
目的を失った今の生活は、何をしていても砂を噛むような味気なさを感じる。
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恋人と別れた後の食事は、どんな高級料理も砂を噛むようで喉を通らなかった。
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延々と続く数字の羅列をチェックする作業は、砂を噛むような退屈な時間だ。
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