風炉
ふろ
名詞頻度ランク #26107 · 青空 46 例
標準
portable stove used for tea ceremonies during the summer
文例 · 用例
台子を出し風炉に火を入る。
— 伊藤左千夫 『草花日記』 青空文庫
夏は炉のかわりに風炉を備えて置く事になっているが、風炉といっても、据風呂ではない。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
風炉と釜と床の間、これに対して歎息を発し、次は炭手前の拝見である。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
先生は一瞬けげんな顔をなさったようだが、私たちはそれにはかまわず、順々に縁側に躙り上り、さて私は部屋を見廻したが、風炉も釜も無い。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
ああ、小使が風炉を沸かしておけば可いがなあ。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
「下顎の脱臼は昔は落架風と云って、或る大家は整復の秘密を人に見られんように、大風炉敷を病人の頭から被せて置いて、術を施したものだよ。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫
水屋があって、風炉には松風の音がたぎっているし、これはまたどうでがす。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
それは外でもない、延若の政岡が風炉先きの屏風にひしと身を寄せて忍び泣きをしてゐると、「稚けれども天然に太守の心備はつ」た筈の延宝の鶴千代が、この頃の寒さに、つい堪へかねて小便が仕たくなつた事だ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
初夏の茶会に招かれた際、床の間には涼しげな風炉が据えられており、季節の移ろいを感じた。
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茶道の稽古で、5月に入り炉から風炉へ点前が変わったため、炭の置き方や手順を一から復習している。
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祖母が遺した茶道具の箱の中から、見事な細工が施された鉄製の風炉が見つかり、大切に手入れをした。
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ウィキペディア曖昧さ回避
風炉(ふうろ、ふろ) 風炉 (茶道)(ふろ)- 涼炉。茶道で、茶釜を火に掛けて湯をわかすための炉。唐銅製、鉄製、土製、木製などがある。夏を中心に5月初めごろから10月末ごろまで用いる。 風炉 (工業)(ふうろ)- 小さい試金用などの溶解るつぼを加熱するための炉。るつぼのまわりにコークスを入れ、1400℃程度で加熱する。英語: wind furnace。
関連項目
- 風呂(ふろ) — 身体の洗浄や温浴のための設備。
出典: 風炉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0