宿する
しゅくする
動詞-サ変-特殊動詞-自動詞
標準
to stay (at)
文例 · 用例
当時、私はタージ・マハール・ホテルに止宿する商用の旅を彼地につづけていたのであったが、M物産の主任S氏の紹介で宿を赤丸平家の倶楽部に移すと同時に彼地の日本人に紹介されるのであった。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
これぞという間違もなく半年経ち、日清戦争となって、兵隊が下宿する。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
或る晩、勃凸が大森の方に下宿するから、送別のために出て来ないかといふ招きが来た。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
小出しの外、旅費もこの中にある、……野宿する覚悟です。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
そして木屋町三条を上った小野屋旅館に投宿すると、すぐ京極の雑閙へまぎれ込んで行き、男の懐中をねらった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
) とにかく、こんな前提は、いよいよとなると葉子の心から一掃されて、葉子にはただ崇拝する文学者麻川荘之介氏と同宿するという突然な事実ばかりが歴然と現前して来るのであった。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
建文帝|是の如くにして山青く雲白き処に無事の余生を送り、僊人隠士の踪跡沓渺として知る可からざるが如くに身を終る可く見えしが、天意不測にして、魚は深淵に潜めども案に上るの日あり、禽は高空に翔くれども天に宿するに由無し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
自分もいままで人並に、生活の苦労はして来たつもりであるが、小さい子供ふたりを連れて、いかに妻の里という身近かな親戚とは言え、ひとの家に寄宿するという事になればまた、これまで経験した事の無かったような、いろいろの特殊な苦労も味った。
— 太宰治 『薄明』 青空文庫
作例 · 標準
かつての英雄が隠居して宿するという噂の庵を訪ねて、人里離れた山へ向かった。
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長旅の疲れを癒やすため、一晩だけ村長の家に宿することを許してもらった。
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幽霊が宿すると言われている古い館には、今では誰も近づこうとしない。
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