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左腰

ひだりこし
名詞
1
標準
文例 · 用例
あいつを左腰から帯へ突出してぶら下げた形といっては――千駄木の大師匠に十幾年、年期を入れた、自分免許の木彫の手練でも、洋杖は刀になりません。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
」 と左膳、左腰に差した大刀の鍔元を、一本しかない左手に握って、体を落としざま、ゆすぶった。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
」 思わず叫んだ栄三郎、飛びのくお艶をうしろに、左腰をひねって流し出した武蔵太郎の柄をタッ!
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
「おや」 浪人は一度渡しかけた刀を引つたくるやうに、ピタリと左腰に差しました。
幻の民五郎 錢形平次捕物控 青空文庫
「おや」 浪人は一度渡しかけた刀を引ったくるように、ピタリと左腰に差しました。
幻の民五郎 銭形平次捕物控 青空文庫
そして右肩は、青銅製の丸環でこの外衣を吊り、外衣は左腰のあたりで緩やかな帯に挟んであるように思われた。
橘外男 ウニデス潮流の彼方 青空文庫
あるならば聞いてやろう、範宴、吐かしてみろ」野太刀の大きな業物はここにあるのだといわないばかりに、左腰へ拳をあてて少し身を捻りながら睥睨した。
吉川英治 親鸞 青空文庫
原の中ほどまでくると、榊原健吉は、ふいに左腰をひねって、「それへ、直れっ」 いやというほど、庄次郎の体を、たたきつけて、振り向いた。
吉川英治 松のや露八 青空文庫