外聞
がいぶん
名詞
標準
reputation
文例 · 用例
だから見たまえ、あの五十|面のばあさんが、まるで恥も外聞も忘れていたじゃあないか。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
併しこんなことが世間に洩れては家の外聞にもかゝはると云ふので、松村も勿論祕密を守つてゐた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
何事も御家の外聞にはかえられぬと云う者もあった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
いっそ最初からあからさまに事情を打ち明けたら、こっちもまた分別のしようがあったかも知れなかったが、ひたすらに御家の外聞という事ばかり考えていた雪野は、何事も秘密ずくめで相談をまとめようと焦っていた為に、こっちの疑いはいよいよ深くなった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
しまいには泣出すと、外聞もあり、少焦で、医者は恐しい顔をして睨みつけると、あわれがって抱きあげる娘の胸に顔をかくして縋るさまに、年来随分と人を手にかけた医者も我を折って腕組をして、はッという溜息。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
ただあまりに安価で外聞の悪い意地のきたない原動力ではないかと言われればそのとおりである。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
ただ夢中です、身も世もあられぬ悲嘆さを堪え忍びながら如何にもして前の通りに為たいと、恥も外聞もかまわず、出来るだけのことをしたものです。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
しばしば凡情に立返りかけて見栄も外聞もなく四つ匍いになって世界の果まで逃げ出し度くなった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
作例 · 標準
「そんなことをしたら、世間の外聞が悪くなるよ」と母は心配そうに言った。
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彼は会社の外聞を気にして、個人的な問題を表に出さないように努めた。
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政治家のスキャンダルは、党全体の外聞を著しく傷つけるものだった。
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近所付き合いがあるので、あまり派手な真似は外聞が悪いと思い、控えた。
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