年賦
ねんぷ
名詞
標準
annual installment
文例 · 用例
農場の小作人に年賦か何かで土地を買はして、それでも未だ不可いからといふので、政府から補助を受けることになつてゐると聞きますが、これなんかは全く何うにかしなければ不可ませんね。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
そして、四五年の後から年賦で返済する条件で、少しばかりの米と味噌と塩とが地主から貸し付けられるだけで、その他の物はすべて自給自足だった。
— 佐左木俊郎 『熊の出る開墾地』 青空文庫
自分の父はある旗本の屋敷に用人を勤めているあいだに、千両ほどの金を使い込んで、すでに切腹にも及ぶべきところを、その金を年賦にして三年間に返納するということで、まずは無事に長の暇となったのである。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
國家ハ皇室下附ノ土地及私有地限度超過者ヨリ納付シタル土地ヲ分割シテ土地ヲ有セザル農業者ニ給付シ、年賦金ヲ以テ其所有タラシム。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
年賦金額年賦期間等ハ別ニ法律ヲ以テ定ム。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
「うん、宜い」「ではさう為つて下さるか」「うん、宜い」「さう致せば又お話の付けやうもあります」「然し気の毒だな、無利息、十個年賦は」「ええ?
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
小作人は地主の小作料に、自作農は拓殖銀行の年賦の拂込金にそれが成りあがつてしまつた。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
自分達がいくら働いても働いても、とても何んの足しにもならない程貧窮してゐるのは、實に、地主のためであるといふことを分り易く、説明し、今度のやうな場合地主に小作料を收めることは「自分達の死」を意味してゐる、ナホ我々百姓は、高利貸の不當な利息、拓殖銀行の年賦にも、苦しめられ、それに税金がかゝつてくる。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
作例 · 標準
高額な商品は、年賦払いで購入することにした。
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住宅ローンの返済は、年賦で計画されている。
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年賦の支払い期限が近づいているので、忘れずに手続きしよう。
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