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浮舟

うきふね
名詞
1
標準
floating boat
文例 · 用例
浮舟のようにネオンサインにブルウスの曲目があらわれると、ジャズ・バンドが演奏を始めた。
吉行エイスケ 東京ロマンティック恋愛記 青空文庫
白き花鳥図水禽さながらや、一片の蓮華、浮舟
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
浮舟さんが燗部屋に下っていて、七日ばかり腰が立たねえでさ、夏のこッた、湯へ入っちゃあ不可えと固く留められていたのを、悪汗が酷いといって、中引過ぎに密ッと這出して行って湯殿口でざっくり膝を切って、それが許で亡くなったのも、お前、剃刀がそこに落ッこちていたんだそうさ。
泉鏡花 註文帳 青空文庫
その日も一挺紛失さ、しかしそりゃ浮舟さんの楼のじゃあねえ、確か喜怒川の緑さんのだ、どこへどう間違って行くのだか知れねえけれども、厭じゃあねえか、恐しい。
泉鏡花 註文帳 青空文庫
私共は親しい源氏物語の光君は持っているが、彼とても、彼と交渉を持った数多い女性達の優婉さ、賢さ、風情、絵巻物風な滑稽等の生彩ある活躍にまぎれると、結局末摘花や浮舟その他の人物の立派な紹介者というだけの場合さえあるようだ。
宮本百合子 わからないこと 青空文庫
女も珍しい楽しい路のような気がして、橘の小嶋は色も変はらじをこの浮舟ぞ行くへ知られぬ こんなお返辞をした。
浮舟 源氏物語 青空文庫
対岸に着いた時、船からお上がりになるのに、浮舟の姫君を人に抱かせることは心苦しくて、宮が御自身でおかかえになり、そしてまた人が横から宮のお身体をささえて行くのであった。
浮舟 源氏物語 青空文庫
浮舟の姫君の着ていた上着は抱いておいでになる時お脱がせになったので、繊細な身体つきが見えて美しかった。
浮舟 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア曖昧さ回避

浮舟(うきふね)は、 『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。第51帖。また、その帖を中心に登場する架空の女性の通称。⇒浮舟 (源氏物語) 上記をモチーフにした能の演目。四番目物、執心女物。浮舟 (能)を参照。 地歌、箏曲の曲名。以下の二曲有る。 「浮舟」は端歌物で源氏物語の「浮舟」とは関係ない。浮舟 (端歌)を参照。 「新浮舟」は松浦検校作曲、八重崎検校箏手付けの手事物で、『源氏物語』の浮舟に取材したもの。 GO!GO!7188の曲。2002年発表。浮舟 (源氏物語)をモチーフにしている。 浮間舟渡駅の略称のひとつ。「うきふな」と読む場合もある。

出典: 浮舟 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0