老輩
ろうはい
名詞
標準
the aged
文例 · 用例
伊藤が政友会を率いてどう元老輩をあやつるかが見ものだよ」といっていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
金次郎は親戚と父の門人らとに強要せられて退学し、好まぬ三味線を手に取って、杵勝分派諸老輩の鞭策の下に、いやいやながら腕を磨いた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
それに門人中の老輩数人と、塾生の一半とが、次第に我々と疎遠になつて、何か我々の知らぬ事を知つてをるらしい素振をする。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
それから帰つて、格別な事でもないから、あした話すと云つて寝たのだがね、実はあの時例の老輩共と酒宴をしてゐた先生が、独り席を起つて我々の集まつてゐる所へ出て来て、かう云つたのだ。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
いかさま師の老輩義平次に拾ひあげられ、肴のふり売りしたものが、段々喧嘩で名を売つた挙句が、色町で武家奉公人を斬つて入牢したのがこの戯曲における主人公である。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
されば今日の老輩にして封建時代の破壊より、明治時代の今日に至るまでを経過したるの人は、あたかもこれ邯鄲枕上盧生の夢、仙人|棋辺王質の斧柄も、もってこれを形容するあたわざるの心地するならん。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
あなたでも浜田、富本の両君でも、好者側がいつまでも干渉しないで、このまま放って置いたとしたら、きっと六十の老輩に成っても、今日のように若い書生好みを遣ってお出でになるに違いないと僕は心配するんです。
— 北大路魯山人 『河井寛次郎氏の個展を観る』 青空文庫
ことには、玄心斎と申す老輩もついておること。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は町の長老であり、老輩の代表として敬われている。
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会議では、若手の意見だけでなく、経験豊かな老輩の知恵も尊重されるべきだ。
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「我々老輩は、もはや若者のようには動けぬよ」と彼は寂しそうに笑った。
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