目くそ
めくそ
名詞
標準
eye discharge
文例 · 用例
楊博士は、はたと行き詰って、しばらくは生臭い大きな掌でもって頭をぐるぐる撫でまわし、そして左右の目くそを払いおとした。
— 海野十三 『軍用鮫』 青空文庫
すなわち耳穴、鼻の穴、目くそ、歯くそ、フケの類、爪のあか、こんなものを蓄めている男は、不吉と不運の神様だということに話がきまったそうである。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
「ほんの目くそばかりの金を用立てて、そいつを枷に友達の想い者を横から取り、文句を云えば旧悪をばらすぞってよ、まるっきりぺてん師のやるこっちゃねえか、おめえさんそれでも侍のつもりかえ」 いかにも下賤にふみ跨がった、ねばりつくような木屋徳の調子は、殆んど聞くに耐えないものであった。
— 山本周五郎 『竹柏記』 青空文庫
日本の諺にもし類似を求めるならば、「目くそ鼻くそをわらう」に当るだろう。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
「あぁかい手ながのくぅも、 できたむすこは二百|疋、 めくそ、はんかけ、蚊のなみだ、 大きいところで稗のつぶ。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
坐ってる人が、ほんとに転覆るほど、根太から揺れるのでない証拠には、私が気を着けています洋燈は、躍りはためくその畳の上でも、静として、ちっとも動きはせんのです。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
他の一つは奧深く――幽かにひらめくそうめいなる佛の如き理智!
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
百畳、いや二百畳、いや、三百畳敷位もあろうかと思われるその大広間と、虫のように黒くうごめくその数え切れぬ人々を、ぼんやり暗く照らしているのは、蓮華燈が六つあるばかり。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
作例 · 標準
朝起きたら目くそがこびりついていて、目がなかなか開かなかった。
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鏡を見ると目くそがついていたので、慌てて指先で拭ってから出勤した。
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風邪をひいているのか、子供の目に黄色い目くそが溜まっていて心配だ。
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