顔構
かおかまえ
名詞
標準
文例 · 用例
姉たちがすわるにせまいといえば、身を片寄せてゆずる、彼の母は彼を熟視して、奈々ちゃんは顔構えからしっかりしていますねいという。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
これは近藤といって岡本がこの部屋に入って来て後も一|言を発しないで、唯だウイスキーと首引をしていた背の高い、一癖あるべき顔構をした男である。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
これは近藤といって岡本がこの部屋に入って来て後も一言を発しないで、唯だウイスキーと首引をしていた背の高い、一癖あるべき顔構をした男である。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
姉等が坐るに狹いと云へば、身を片寄せて席をゆづる、彼れの母は彼れを熟視して、奈々ちやんは顏構からしてしつかりして居ますねいといふ。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
何か知ら始終不平を持つてゐる女で、其狹い額を見ても、曇然した目のうちを見ても、何處か一癖ありさうな顏構である。
— 徳田秋聲 『絶望』 青空文庫