限数
げんすう
名詞
標準
文例 · 用例
一本を飲もうとするときに一本こっきりでは、その限数が気になり伸々した気持でその一本すら分量の価打ちだけに飲み足らうことができない。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
事がらが、見方によってはある有限数の型式的要素の空間的排列の方式に関するものであると見る事ができるからである。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
この種別に関しては、現今では有限数の元素を区別するが、同一元素のすべての原子はすべて同等であるごとく考える。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
この二つの場合に何ゆえに対称的な同心円形が現われないで有限数の放射線が現われるか。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
だが、最低限数週間にわたって全力投球しない限り書き上げられないだろうと思うと、なかなか決心はつかなかった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
虹彩を検する時、赤と青と黄との間に無限数の間色を発見するのと同一だ。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
あたかも、大洋の水を構成している無限数の分子の一つ一つの衝撃が、それぞれ独得のひびきを発し、人間の耳では到底ききわけることのできない千差万別の音階をもって自然の一大交響楽を奏しているかのようである。
— 平林初之輔 『犠牲者』 青空文庫
捕鯨船の法定制限数は、三十|隻でしたね。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫