袖香炉
そでごうろ
名詞
標準
portable incense burner (ball-shaped and carried in one's clothes)
文例 · 用例
追い懸けて来る過去を逃がるるは雲紫に立ち騰る袖香炉の煙る影に、縹緲の楽しみをこれぞと見極むるひまもなく、貪ぼると云う名さえつけがたき、眼と眼のひたと行き逢いたる一拶に、結ばぬ夢は醒めて、逆しまに、われは過去に向って投げ返される。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
そして余興には、菊岡|検校と娘の徳子に来て貰い、徳子の地、妙子の舞で「袖香炉」、検校の三味線、幸子の琴で「残月」を出すことにして、急に半月ばかり前から、幸子は家で琴の練習を、妙子は大阪の作いね師匠の所へ通って舞の練習を続けていた。
— 下巻 『細雪』 青空文庫
作例 · 標準
平安貴族は、袖香炉を懐に入れて香りをまとったという。
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袖香炉は、衣服に香りを移すために使われた道具だ。
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博物館で、繊細な細工が施された袖香炉を見学した。
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