目撃談
もくげきだん
名詞
標準
first-hand account
文例 · 用例
フレザーの「舊約全書の俚俗」には、英國の脱艦水夫ジヤクソンが今から八九十年前フイジー島で王宮改築の際の目撃談を引き居る。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
夜中に屋上でおこなわれたという、「OK屋上の決闘」とか、「三大怪獣 屋上最大の決戦」などと呼ばれた、この大立ちまわりについて、慶一は他人の目撃談でしか知らない。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
ここに易介の目撃談――宵に張出縁へ出現して、あのいかにも妖怪めいた不可視的人物が、夜半クリヴォフ夫人の室にも姿を現わしたのだった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
つまり、それが喫い終った莨を捨てたと見た、あの目撃談の正体なんだよ。
— 小栗虫太郎 『後光殺人事件』 青空文庫
所が、最後の番匠鹿子になると、胸に手を当てて、思い出に耽るかのような彼女の口から、影も形もない五人目の人物の存在を、明確に指摘している所の、実に不気味な、目撃談が吐かれて行ったのである。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
さてこれから、鹿子の目撃談を解剖しますかな」 と、法水は窓際に立って、暫く中腰になり、硝子盤と睨めっこしていたが、やがて莞爾と微笑んで腰を伸ばした。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
「で、こういったら、或は皮肉と考えられるかも知れませんが、鹿子の目撃談が[*「鹿子の目撃談が」に傍点]、真実に証明されたからなんです[*「真実に証明されたからなんです」に傍点]。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
「如何にも、あの目撃談は真実です。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
秋になると、欒樹の黄色い花が街を彩る。
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公園のベンチに座り、欒樹の下で読書をするのが好きだ。
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この欒樹は樹齢百年を超える、この地域では大変貴重な存在だ。
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