雪穴
ゆきあな
名詞
標準
文例 · 用例
思案のあげく、分岐点に雪穴を掘ってルックをその中へ押し込み、空身で往復にとりかかる。
— 松濤明 『春の遠山入り』 青空文庫
雁木道がつきると、雪穴をのぼって、往来へ出た。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
青髪山の雪穴の底で、観測をつづけている一造へとどける生活物資だった。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
それからまた一里ばかり山を入って、兄一造のこもっている雪穴についた。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
一旦道へ出た五助は、忘れものをしたように装いながら、雪穴へ引返して、兄にその魔神を見た話をしたのだ。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
まだ兄さんの雪穴までは遠いのかい」 彦太は、雪になれていないので、ややへばったらしい声を出した。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
あの裏側だから、そこの山峡を過ぎると、観測所の雪穴が見え出すよ」 彦太は返事の代りに、重い首を振った。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
兄さんの雪穴へ……」 二少年は顔色をかえ、雪をかくようにして前へ急いだ。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫