尋ね物
たずねもの
名詞
標準
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文例 · 用例
だが虎膏は皮より一層むつかしい尋ね物だ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
雲をつかむ尋ね物というが、これは空を飛ぶ尋ねものである。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
もともと子供の玩具同様のものであるから、どこで買ったか殆ど雲をつかむような尋ね物であったが、田舎の人は詰まらないものを買うにも、とかく暖簾の古い店をえらむ癖があるのを知っているので、かれは先ず馬喰町の近所で最も名高い小間物屋に眼をつけて、案外に安々とその手がかりを探り出すことが出来たのであった。
— 雪達磨 『半七捕物帳』 青空文庫
燈台|下暗しと世のたとえにも云う通り、尋ね物というものは案外手近にいるものだ」 その口ぶりが何かの秘密を知っているらしいので、長三郎の胸はおどった。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
商売をすれば当たるし、尋ね物は出るし、待ち人は来るし、縁談はまとまるという。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
ろくな力にもならない癖に、江戸の人間の悪い性分で……どうも聞かずにいられない」「では親方、ほかの者には、内緒にしておいて下さいまし」「だれが、他人になんぞ話すもんか」「実は少し、尋ね物があって、殿様からお暇を戴いて来た体でございます」「それ見ねえ、おれの眼は、やっぱり違っていなかったのだ。
— 吉川英治 『醤油仏』 青空文庫
夜遅くベイカー街に戻ってきた友人は、唇を切っているわ額には変色した瘤があるわで、おまけに全身の格好はスコットランド・ヤードのおたずねものがふさわしくらいの遊び人然としたものだった。
— THE ADVENTURE OF THE SOLITARY CYCLIST 『自転車乗りの影』 青空文庫
彼は、因果を感ぜざるを得ぬ――敵の娘の浪路の、いのちかけての狂恋――おたずねものの女賊の必死の恋――いずれも、あわれはあわれだが、どうにもならぬ成行きだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
作例 · 標準
「何かお尋ね物ですか?」と、デパートの店員が親切に声をかけてくれた。
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探し回っていた尋ね物が、意外にも引き出しの奥から見つかった。
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尋ね物が見つからず、彼は部屋の中をひっくり返して探し続けている。
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