屍山
しざん
名詞
標準
文例 · 用例
國民ノ屍山血河ニヨリテ獲得シタル鑛山(例ヘバ撫順炭鑛ノ如キ)ヲ少數者ニ壟斷シツツアル現時ノ状態ハ實ニ最惡ナル政治ト云フノ外ナシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
神ハ全智ニシテ全能ナルガ故ニ、古ヘ「ノア」ノ洪水ヲ以テ大殺戮ヲナシ、現時又六月二十八日ニ始マリテ六月二十八日ニ終レル五年間ノ屍山血河アリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
どこで砲煙弾雨以上の火花を散らし、白兵戦以上の屍山血河の間を悠遊しているか。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
その屍山血河をへだてて、宿業につながる二つの刀が、慕いあってすすり泣く……!
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
その屍山血河をへだてて、きわまりなき宿業は結ばれるふたつの冷刃が思い合ってすすり泣く!
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
一、柳生一刀流の赴くところ、江戸中の瓦をはがし、屍山血河を築くとも、必ずともに壺を入手すべし。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
小杉さんは歴史を引くり返すとか、或は芸壇の屍山血河を大刀提げて乗り越えるとかいつたやうな、闘気熾んな「大家」ではないであらう。
— 木村荘八 『小杉放庵』 青空文庫
そのときの戦争といふ観念の中には、死屍山をきづく状景は考へられてゐたが、今日の悲惨な終戦など全く予想されてはゐなかつた。
— 龜井勝一郎 『君臣相念』 青空文庫