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徒費

とひ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
waste
文例 · 用例
ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児」のために、この取止めもない想い出話が一つの道しるべともなれば仕合せである。
寺田寅彦 科学に志す人へ 青空文庫
こは濫用して人に禍せしならねど、遂に徒費して天に背きしことを免れず。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
我々は時間を徒費しつつ電車の恩徳を難有がらなければならんのだ。
内田魯庵 駆逐されんとする文人 青空文庫
市九郎は、この紛擾が無事に解決が付くと、それによって徒費した時間がいかにも惜しまれるように、にじりながら洞窟の中へ入っていった。
菊池寛 恩讐の彼方に 青空文庫
花自らが生命の昂揚であり、燃焼でありますから、それが他の花から見て、若き日の徒費であらうと、少しも構はないのであります。
薄田泣菫 桜の花 青空文庫
―― こうして、今日一部の文学者は、彼らの壮年の精力を保守反動と客観的には批評される方向に徒費しているのですが、それというのも、今日日本の民主主義の性質を、しんから会得していないからではないでしょうか。
――新日本文学会における一般報告―― 一九四六年の文壇 青空文庫
保さんの精力は徒費せられたといわざることを得ない。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
此三十金は必ずや事ある日のために蔵してゐて、敢て自家のために徒費しなかつたものであらう。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
何の成果も得られない会議に数時間を費やすのは、エネルギーの徒費でしかない。
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貴重な青春の時間を、くだらない意地の張り合いに徒費してしまった。
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国税の徒費を防ぐため、公共事業の見直しが厳しく行われるべきだ。
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