臧
臧
名詞
標準
文例 · 用例
平原君、名は臧兒、家筋は良かつたが、零落して王仲といふものの妻となつて、男一人女二人を生んだ。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
其頃の事であらう、臧兒が自分の薄命を歎じて身の上を神君に判じて貰つたのは。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
そこで臧兒はそんな好運を有つてゐる娘を金なぞには呉れて置けぬといふので奪返さうとした。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
そして又武帝の身の内にも臧兒の血や感情が流れ、しかも目前の奇事實を是認するよりほか無い心持が潜存してゐたらう事も爭ひ難いのである。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
聞く所に據れば、琴臺は信濃の人で、名は耕、字は子臧、小字は義藏である。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
貸座敷の高楼大厦とその中にある奴婢臧獲とは、おいらんを奉承し装飾する所以の具で、貸座敷の主人はいかに色を壮にし威を振うとも此等の雑輩に長たるものに過ぎない。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
東漢の末には大臣として胡廣あり周景あり、名士として徐穉あり臧洪がある。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
それで是れは人の起臥する帳幕の話でありますが、蒙古人だつて身分に應じていろいろの寶をもつて居る者もありますから、さういふものを臧むるには倉庫がある。
— 桑原隲藏 『元時代の蒙古人』 青空文庫